難易度:★☆☆☆☆
使用関数:MATCH
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MATCH関数とは?【基本の役割】
MATCH
関数は、**「ある値が範囲の中で何番目にあるか」**を調べる関数です。
=MATCH(検索値, 検索範囲, [検索の型])
例:「バナナ」が何行目にあるかを調べたい →
2
(2行目)など
MATCH関数の基本構文
引数 | 説明 |
---|---|
検索値 | 探したい値(文字列や数値) |
検索範囲 | 探す対象のセル範囲(縦でも横でもOK) |
検索の型 | 一致の種類(0:完全一致、1:以下の最大値、-1:以上の最小値) → 通常は「0」 |
MATCH関数の簡単な使用例
🔍 サンプル表(A列)
A列 |
---|
リンゴ |
バナナ |
メロン |
🔹例1:「バナナ」が何番目にあるか調べたい
=MATCH("バナナ", A1:A3, 0)
✅ 結果:2
→ A1:A3の中で「バナナ」は2番目にある
MATCH関数の注意ポイント
✅ 検索型は「0(完全一致)」が基本!
=MATCH(検索値, 検索範囲, 0)
- 0:完全一致(通常はこちらを使う)
- 1:近似一致(昇順ソートが前提)
- -1:近似一致(降順ソートが前提)
MATCH関数をINDEX関数と組み合わせて使う!
MATCH単体では「位置」を返すだけですが、INDEXと組み合わせると「データ取得」ができます!
excelコピーする編集する=INDEX(B2:B4, MATCH("バナナ", A2:A4, 0))
🧠 解説
MATCH("バナナ", A2:A4, 0)
→ A列で「バナナ」は2番目INDEX(B2:B4, 2)
→ B列の2行目 → 120(など)
📌 **MATCHが「位置」、INDEXが「値の取得」**を担当します!
実務でのMATCH活用例
🏢 例1:社員一覧で「佐藤さん」が何行目にいるか
=MATCH("佐藤", A2:A100, 0)
→ 結果:佐藤さんがいる行番号(範囲内での相対位置)
MATCH関数でよくあるエラー
エラー | 原因と対策 |
---|---|
#N/A | 検索値が見つからない(完全一致できていない) |
#REF! | INDEXと組み合わせた時に参照がずれている |
0が返る | 行番号は1からスタート。0は存在しない。 |
MATCH関数まとめ
✅ MATCH関数は「何番目か」を教えてくれる
✅ INDEXと組み合わせて値の取得ができる
✅ 通常は「完全一致(検索型:0)」を使おう
✅ エラーが出たときは検索値や範囲を見直す
🔜「INDEX+MATCHで作る検索フォーム」
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